並行輸入車&ハーレーが新規に登録できなくなる問題の「結論」(規制/禁止/法改正/厳格化)

並行輸入車/ハーレーが新規に登録できなくなる問題の結論

並行輸入車が新規に登録できなくなる問題まとめ/2021年7月から古いハーレーが輸入禁止!?からの続きになります。

並行輸入車が新規に登録できなくなる問題(登録改正/厳格化/審査要領の一部改正)についての結論になります。

その後、2021年3月15日付で独立行政法人 自動車技術総合機構より補足説明の発表がありました。

お知らせ 令和3年3月15日

審査事務規程の一部改正(並行輸入自動車の事前審査書面等の明確化等について)に係るパブリックコメントの募集に係る補足説明について

独立行政法人自動車技術総合機構は、3月9日から、並行輸入自動車の事前審査書面等の明確化等に係る審査事務規程改正のパブリックコメントの募集を実施しているところですが、

以下のような誤った認識に基づくご意見が多数寄せられておりますので、改正内容をより正しくお伝えするために、補足説明させていただきます。

① WVTA ラベル等の申請に関して自動車製作者の証明が必要
② 技術基準等に適合することを証する書面は、全て自動車製作者が発行したものに限る
③ 旧車が登録できなくなる

①についての補足説明
WVTA ラベル等の真正性の確認については、場合によっては架装事業者等の連絡先を求めることはありますが、基本的に当機構で確認することを前提としております。

②についての補足説明
今回、技術基準等の適合性を証する書面の統一化を図ることとしているのは、当該並行輸入自動車の構造・装置が、技術基準等に適合している指定自動車等の構造・装置と同一構造、同一位置であるとして技術基準等の適合性を証明する場合にのみ、「原則、自動車製作者等から発行されたものに限る」としております。

従いまして、これまでも技術基準等の適合性を証するものとして取り扱ってきた書面等(WVTA ラベル又はプレート、FMVSS ラベル、CMVSS ラベル等を含む)が使用できなくなるということではありません。

③についての補足説明
技術基準等の適用日以前に製作された、いわゆる旧車(クラシックカー)等、技術基準等が適用されない並行輸入自動車の取扱いは何ら変更しておりませんので、今までどおりとなります。

当機構としては、安全で環境にやさしい交通社会の実現に向けて、的確で厳正かつ公正な審査の実施を目指しますので、ご理解・ご協力の程、よろしくお願いいたします。

<本内容のPDF資料>
https://www.naltec.go.jp/topics/fkoifn000000cayf-att/fkoifn000000cazi.pdf

前回と比べたらシンプルで分かりやすい説明になっていますね。

それでも、まだ少し分かりづらい部分があるのですが、

手っ取り早く「2番の最後」と「3番」だけチェックすればOKです。

② 技術基準等に適合することを証する書面は、全て自動車製作者が発行したものに限る
これまでも技術基準等の適合性を証するものとして取り扱ってきた書面等(WVTA ラベル又はプレート、FMVSS ラベル、CMVSS ラベル等を含む)が使用できなくなるということではありません。

③ 旧車が登録できなくなる
技術基準等の適用日以前に製作された、いわゆる旧車(クラシックカー)等、技術基準等が適用されない並行輸入自動車の取扱いは何ら変更しておりませんので、今までどおりとなります。

つまり、古い自動車やバイクは、今回の新規登録の規制対象(厳格化)とは関係ない事が判明いたしました。

海外から輸入した車やバイクは従来通りのまま変わらない書類で新規登録する事が出来まして、メーカーから証明書類も変更ないという事になります。

最初の説明が分かりづらい事が関係していると思うのですが、ひとまずこれで一安心ですね。

以上の事により

1.今までと同じ形式での証明書類で新規輸入登録OK

並行輸入車の新規登録時に必要な添付書類は以下の通りになります。

<並行輸入車の新規登録時に必要な車両>

・自動車通関証明書

・譲渡証明書

・現地タイトル/ピンクスリップ(現地で言う所の車検証/廃車証みたいな書類)

・車両の写真4点(前/後/左/右)+エンジン番号&フレーム番号

・諸元表(純正マニュアル等よりスペック表が必須)

今までと必要になる書類に変更はありません。

<ワンポイントアドバイス>

最近では予備検査の規制も年々厳しくなってきています。

車両4点の画像は予備検査時(通常の車検時と同じ法定基準)と同じ状態の画像が必須になっていますので、お気をつけ下さいませ。

予備検査だからといって並行輸入した時の状態のままリフレクターがなかったり、片方のミラー(片方のミラーは年式によります)がなかったりはNGになっています。

予備検査 = 並行輸入車等のナンバーが取り付けられていない中古車両の新規登録時の車検(予備車検)の事を言います。

車検が残っていたり、既にナンバーが登録されている車検の正式名称は「継続車検」といいます。一般的に皆様が2年ごとに受けている車検になります。

2.年式&社名が、きちんと確認出来ること

ハーレーダビッドソンは1957年まで純正でリジッドフレームにパンヘッドのエンジンが搭載されております。

上記の場合、車名もハーレーのままになりますので、何も問題になる事はないですね。

1958年以降の公認リジッド登録(後輪緩衝装置なし)の車両も、まったく問題ありません。

従来通りのまま車名は不明になりますが、パンヘッド、ショベルヘッド、エボリューション、ツインカム(TC88/TC96)、スポーツスター等のエンジンをリジッドフレームへ搭載した新規登録も問題がない事が判明いたしました。

これまでと同じ従来通りの書類&申請方式で、新規登録が可能になっております。

この場合においてメーカーからの証明書類は一切不要になりますので、ご安心下さいませ。

つまり、今回の並行輸入車が新規に登録できなくなる問題(登録改正/厳格化/審査要領の一部改正)とは無関係という事になります。

また、ハーレーにおいては重要な内容になってくるのですが、フルカスタム車両状態についても問題がない事が確認出来ました。

これまで通り、古い自動車&バイクの並行輸入自動車の新規登録については基準&内容のまま変更がないという事になりました。

最後にまとめますと、

1.旧車 = 古い昔の自動車&バイクの輸入新規登録は影響なし

2.WVTAラベル付きの自動車&バイクなら新規登録に問題なし

3.輸入元の現地でナンバープレートが付いている車両なら問題なし

上記の条件なら「今まで通り変わらずに新規登録が可能」になっています。

自動車&バイクメーカーから追加の証明書類が一切不要になりますので、ご安心下さいませ。

但し、下記条件の車両は規制が厳しく、さらに厳格化されるという事になります。

・WVTAラベルがついていない&曖昧な車両 = 現地でもナンバープレートが取得不可能な状態

WVTAラベル/プレートが付いていない車両と言いますのは、現地でもナンバープレートが取得出来ない状態になっています。

この場合に限り、自動車&バイクメーカーから「追加の証明書類が絶対に必須」になります。

という内容になります。

今回、新規登録の規制/法改正が行われる目的は、本来あるはずのない年代の書類が提出される不正があったためにラベル&書類の厳格化を行われるようになってしまったという訳なのです。

例えば、現地でも新規登録出来ないような車両 = WVTAラベルがないレーシング車両や改造車を日本に輸入後、あたかもラベルを取得しているように書類を不正して新規登録したりする行為が増えていたからですね。

以上により、

今回の並行輸入による新規登録の規制/法改正を簡単に要約しますと、

これまでチラホラと不正に登録する業者がいたもんだからWVTAラベルがなかったり、印字が読み取れなかったり、曖昧なグレー車両においては一括して輸入新規登録時に今以上に厳しくしてしまうよ!

でも、どうやって厳しくすればよいかなぁ?

実際問題、輸入元でWVTAラベルがない車両や曖昧なグレー車両は現地でもナンバープレートの取得が出来ない車両同然だからなぁ。

これらの車両を、

・いかにして陸運局の担当窓口にも負担をかけずに

・どうにか日本で登録させない良い方法はないもんかなぁ~

そうだ、良い案を思いついたぞっ!(ピカーンッ)

正規品の本物かどうかを確認する術(すべ)がないので、 

自動車&バイクメーカーから書類を求める形に変更しちゃえばいいのだっ!

そうすれば、いちいち不正な車両を見分ける時には手間が掛からなくなるし、日本で並行輸入の新規登録を事実上の不可能に出来ちゃうので、まさに一石二鳥だね!

という事だったのです。

以上にて今回の登録できなくなる規制/法改正問題は「完結」となります。

その後、さらに独立行政法人 自動車技術総合機構より

一般の方々から寄せられた「パブリックコメント(質問&意見募集)の回答集」が更新されました。

重要な部分のみを誰でも分かるように簡単にまとめましたので、ぜひ一緒にご覧下さいませ。

並行輸入車&ハーレーの新規登録規制問題の回答集まとめ(パブリックコメント/禁止/法改正)

ぜひ1つの参考にして頂ければ幸いです。

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詳しい内容につきましては、ぜひ下記のハーレー内容をまとめたメモ帳をご覧下さいませ。

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当方の説明が少しでも分かりやすいと感じられましたら、ぜひショベルヘッドまとめメモ帳に目を通してご検討頂けますと本当に嬉しく思います(^-^)/

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