マイナンバーカードを健康保険証に一体化とは?(メリット/デメリット)
● マイナンバーカードを健康保険証に一体化とは?(メリット/デメリット)
マイナンバーカードの「健康保険証」一体化とは?
誰でも理解できるように1つ1つ分かりやすく簡単に解説しておりますので、ぜひご覧になって頂ければ幸いです。
病院へ行く時には必ず「健康保険証」を持っていきますね!?(生活保護の方は除きます)
2021年3月からはマイナンバーカード1枚で健康保険証代わりとして利用出来るようになります!
但し、多くの方が誤解してしまいがちなのですが、まさに私もそうでした。
マイナンバーカードの健康保険証が一体化って事なんだから手続きをしてしまったら、
「もう健康保険証がなくなってしまうのかな?」と同時に今後は「マイナンバーカードが1枚だけになってしまう」のではないか?と勝手な勘違いをしてしまいました。
実は、そうではないのです。
マイナンバーカードに健康保険証の一体化登録手続きをしたからといって、これまで発行されていた「健康保険証」が消えてなくなってしまう訳ではないのです。
一体化手続きを完了されましても、これまで通り「従来の健康保険証」は、きちんと別で送られてきますので、ご安心下さいませ。
当方では最初にマイナンバーカードの一体化と聞いた時には
・従来の健康保険証がなくなってしまうのではないか? ・毎回マイナンバーカードを持ち歩かなくてはいけなくなるのかな?
というマイナンバーカードの1本化ではないですが、勝手な勘違いをしておりました。
これにより20%も普及していないマイナンバーカードをわざわざ面倒な思いをしてまで、健康保険証を一体化する必要もないかな?と思いましてマイナンバーカードへ一体化する登録申請手続きを躊躇しておりました。
よくよく調べて分かった事なのですが、あくまでもマイナンバーカードを便利に活用してもらうために、マイナンバーカードに対して「健康保険証の機能を追加(付与)」してあげるという事なのです。
マイナンバーカードに健康保険証という新たな機能が1つ増えるというだけだったのです。
その上で、別の健康保険証はそのまま使えるという訳なんです。
遠い未来か分からないですが、いずれは本格的に一本化されるかもしれない?のですが、現時点では、あくまでもマイナンバーカードに対して1つの機能が追加されるだけと思って頂ければ分かりやすいと思います。
どんな良い事があるの?(メリット)
1.引っ越しや転職、就職をしても健康保険証として、そのまま永久に利用出来ます!
→ 引っ越しや転職、就職、退職する度に市役所・区役所、市区町村役場での健康保険証の切り替え手続きをしなければいけません。
例えば、
・既に会社に勤めている会社員の方が別の会社へ転職して社会保険や組合保険等が変更になる方
・主婦、学生、無職の方が会社に就職して会社員/契約社員/パートになって社会保険に加入した方
・会社員の方が会社勤めを退職して無職や自営業になって社会保険から国民健康保険に切り替わる方
といったケースの場合ですね。
健康保険証を切り替える事で一時的に手元に健康保険証がない期間があったりします。その時に一旦、病院の治療費を立替えて後から国へ請求する手続きがあったりと面倒になります。
マイナンバーカードへ一体化する事で健康保険証としてそのまま利用する事が出来ますので何かと便利です。但し、従来通りの加入/脱退手続きは別で必要になってしまうようです。
2.マイナポータルサイトで特定健診情報・薬剤情報・医療費用が閲覧出来ます。
→ 毎年、年末になると医療費のお知らせが届く形だったのですが、今後は定期的に医療費用が見れるようになります。
今後、お薬手帳も電子化される予定となっています。
他にも薬剤情報、特定健診情報、医療費通知情報を閲覧することができるようになります。
3.確定申告の医療費控除(税金がお安くなる)が簡単になります!
→ これまでは医療費で掛かった領収書を集めておいて確定申告の際に1つ1つ申請書へ入力する必要がありました。
2021年分の確定申告(2022年度の春申請分)から自動入力される仕組みになりますので手間などが一切掛からずに簡単で便利になります。
4.限度額適用認定証(高額医療制度)を利用する場合の面倒な手続きが一切不要になります!
→ 個人的にはこれが最大のメリットであると思います。
一度でも利用された方だったら分かると思うのですが、この手続に毎回、市役所/区役所/市区町村役場で出向いて申請手続きと廃止手続きをしなければいけない手間が掛かります。
これまで限度額適用認定証 / 限度額適用・標準負担額減額認定証においては、事前に窓口へ出向いて申請する必要がありました。
今後はオンライン資格確認が導入された医療機関では原則として、申請なしで自動的に限度額が適用されるようになります。
詳しくは「限度額適用認定証/高額療養費制度を分かりやすく解説」で解説しておりますので、ぜひ一緒にご覧下さいませ。
他にも
・保険者証類(健康保険被保険者証 / 国民健康保険被保険者証 / 高齢受給者証等) ・被保険者資格証明書 ・限度額適用認定証 / 限度額適用・標準負担減額認定証 ・特定疾病療養受療証
等の持参や発行が不要になります。
何か悪い事はあるの?(デメリット)
大きなデメリットは、これ1つといってないと思います。
よく市役所/区役所/市区町村役場の職員の方や病院、薬局の受付窓口で個人情報を読み取られるかもしれないといった不安がありますね。
しかしながら、マイナンバーカードは第三者の他人が勝手に個人情報を閲覧出来るような仕組みにはなっておりませんので、何も心配は入りません。
そのための対策としてマイナンバーカードには利用者証明用電子証明書のパスワードが設定されております!
ここで思い出してもらいたいのですが、マイナンバーカードを受け取りになった時にもパスワードをご自身で入力したと思います。
その時も液晶画面にはパスワードを伏せ字で表示されていたと思います。
当然ながら職員の方でもパスワードが画面上には表示されていない仕組みになっておりますので、第三者がアクセス出来ない仕組みとなります。
しいてデメリットをあげるならば、まだまだ対応している病院や薬局が少ないという点ですね。
2021年3月からマイナンバーカードを健康保険証として利用する事が可能にはなるのですが、病院や薬局側がマイナンバーカードに対応するための器機を導入して置いてなければ使用出来ないので意味がありません。
そのため、サービスが開始しても、しばらくの間は従来の健康保険証のまま利用する形になりそうです。
それともう1つだけデメリットがありました。
何事にも当てはまると思いますので、これを言っちゃぁ~お終いかもしれないのですが、マイナンバーカードを落としたり、なくしたりした紛失した時くらいですね。
この場合、すぐにマイナンバーカード紛失の一時停止手続きの電話を掛けてから、紛失・廃止届け手続きをしてから再発行手続きをすれば、まったく問題ございません。
→ マイナンバーカードの紛失と再発行まとめ(再交付/電子証明書/健康保険証/運転免許証)
今までの健康保険証は使えなくなってしまうの?
マイナンバーカードに一体化(1本化)されたら、2021年3月から健康保険証は使えなくなってしまうの?
いいえ、違うのです。
マイナンバーカードを健康保険証として一体化手続きしましても従来通りの健康保険証は送られてきます。
これまで通り、紙の健康保険証はそのままの状態で病院で受診する事ができますので、ご安心下さいませ。
例えば、マイナンバーカードを忘れても従来の健康保険証を提示する事で利用したりですね。
すぐに全ての病院や薬局で使えるの?
現在マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにシステムの整備を進めている最中という事なのですが、まだまだ使えない病院や薬局は多いと思います。
今後の予定では2023年の3月末までには全ての病院&薬局で使えるように目指しているようです。
どうやって使えば良いの?
今後は病院や薬局の窓口にマイナンバーのICカードリーダー専用機器が用意されますので、そこにマイナンバーカードをかざすだけで利用する事が出来ます!
クレジットカードと同じ仕組みですね。
いつから利用できるようになるの?
2021年3月から利用出来るようになります。
但し、病院や薬局では対応している所が少ないと思いますので、まだまだ実用的ではないですね。
2021年2月現在で、病院への普及率は20%も満たないという事でした。
今後はどんな事が対応して便利になっていくの?(今後の対応予定)
・2021年1月現在
マイナポータルサイトで健康保険証一体化による利用登録申込が受付中です。
・2021年3月(予定)~
医療機関・薬局などで、順次マイナンバーカードの健康保険証利用が可能になります。
マイナポータルで、順次特定健診情報の閲覧が可能になります。
・2021年10月(予定)~
マイナポータルで、薬剤情報・医療費情報の閲覧が可能になります。
・2021年分所得税の確定申告~
確定申告における医療費控除の手続きで、マイナポータルを通じて医療費情報を自動入力することが可能になります。
お申し込みするには、どうすれば良いの?(簡単な申請手順と登録方法)
下記にてマイナンバーカードと健康保険証を一体化するための手順と方法を1つ1つの手順を分かりやすく解説しておりますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
→ マイナンバーカードを健康保険証に一体化する登録&利用申込み手順まとめ
ぜひ参考にしていただければと思います。
同じく今後はマイナンバーカードへ「自動車運転免許証も一体化」が予定されています。
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→ マイナンバーカードを運転免許証に一体化とは?(メリット/デメリット)
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