ショベルヘッドの乗り心地の比較と違い(大切な年式選び)【ハーレー】
目次
● ショベルヘッドの乗り心地の比較と違い(大切な年式選び)
結局どの年式を選べば良いのさ?
一般的な年式選びは、
・自分の”生まれた年と同じ車両の年式”を選択される方がいらっしゃいます。
→ 最初に誰もが思いつくであろう、とても多い選択肢の1つですね。
もしくは、
ショベルヘッド前期の「1200cc」or ショベルヘッド後期の「1340cc」といった
・エンジンの排気量ごとの”乗り心地の違い”による選択ですね。
→ バイクは乗ってこそに意味があると考えている方が多いと思いますが、ショベルヘッドを選ぶからには誰もが”乗り心地を重視”しない方はいないと思います。
そのくらいショベルヘッドを選択する上での年式選びは、とても重要な事だと考えております。
その中でも
・初期のアーリーショベル(1966年~1969年)なのか?
・ショベル前期の1200cc(~1979年前期)にするのか?
・ショベル後期の1340cc(1979年後期~)にするのか?
・純正以外のS&SやW&Wのエンジンにするのか?
・純正4速フレームにするのか?リジッドフレームにするのか?
・ライトカスタムにするのか?フルカスタムにするのか?純正のまま乗るのか?
一括(ひとくくり)で、ショベルヘッドと言いましても、これだけの選択肢がありますので年式選びというだけでも大変悩まれている方も多いのではないでしょうか?
生まれ年も大切な選択肢の1つではあると思うのですが、これから先ずっと乗っていく事を考えますと、それよりも、とても重要になってくるのが「乗り心地による違い」だと思っています。
これは”私の経験から後悔していないので間違いない”と自信を持って申し上げられます。
「ハーレーの魅力と楽しさは何か?」でも解説させて頂いたのですが、やはりハーレーとの衝撃な出会いも”乗り心地に衝撃を受けた”からですね。まだご覧になっていない方は、ぜひ一緒にご覧下さいませ!
私も、この年式選びには本当にx2 神経をすり減らすくらいまでに散々悩みに悩みましたね…。
一筋縄にはいかないくらい悩みが尽きない問題ですね(笑)
でも、この選んでいる一時(ひととき)が一番幸せだったりもします。
後半でも詳しく解説しておりますが、決して安い買い物ではないですので、1つの選択を誤るだけで後々絶対に後悔してしまうからなのです。バイクは走ってなんぼの物ですので、その問題が乗り心地の違いに直結してくるのだと思っています。
当方のこれまでの経験談を踏まえた上でのお話になってしまい大変恐縮なのですが、とても大切な内容になりますので、ぜひこれからショベルヘッドの購入を考えていらっしゃる方へアドバイスをさせて頂ければと思います。
1200ccと1340ccの乗り心地は具体的にどう違うの?
まず同じショベルヘッドである事には変わりないのですが、ショベルヘッド前期の1200ccは「マイルドで優しい感じの乗り心地」とよく言われる事が多いですね。
あくまでもショベル後期の1340cc(1番鼓動&振動がある年式)と神経質並に細かく何度も比較してしまいますとショベル前期の1200ccの方は明らかにトルクが少し弱く感じてしまいます…というのが本音であります。1340ccと比べて物足りなく感じられつつも、歯切れの良さと乗り心地は、やっぱりショベルヘッドなのだと感じられます。
一方で、ショベルヘッド後期の1340ccは歴代ハーレーの中で、もっとも荒々しいドコドコ感(ゴツゴツ感)と鼓動で激しく凶暴な動物、生き物のような乗り心地に激変しています。
一般的には力強くパンチがあるショベルと言われていますね。
「凶暴で生き物のように”最も荒々しいフィーリング”さゆ
この衝撃的な乗り心地については、初めてショベルに乗って体験して感じると分かる事なのですが、今にもエンジンがぶっ壊れてしまうのではないか?と心配してしまうくらいであります。
っと同時にショベルヘッドは故障しやすいと言われる気持ちも良く分かるくらいです。
それもそのはずです。
発進直後の低速からトルクフルのモリモリなパワー最大です。
ショベル後期は、これまでのバイクにはなかったパワーとエネルギーを持て余しているくらいなのです。
全身を生き物のように揺れ動くような衝撃的な乗り心地は、一度体験したら忘れもしないと思います。
これまでにない衝撃的で楽しい乗り心地は当然ですが、頭の記憶に焼き付くくらいの良い意味でショックを受ける体験だと個人的には思っております。
恐らく、記憶喪失や認知症になってもショベルヘッドの乗り心地だけは、頭のどこか片隅でかすかに覚えている自信があります(笑)少し大げさかもしれませんが、そのくらいの驚きがありました。
乗り心地を言葉や他の表現方法で例えると、どんな感じの?
一言で分かりやすく言いますと、
まるで生き物の「馬(凶暴の暴走Ver)」に乗って荒野(荒い道)を走っているような乗り心地とフィーリングになります。
言葉で表現するのは、とても難しいのですが、停車状態からの加速~走行中は常にゴツゴツ感、ダカダカダカッ感?といった加速中や走行中の鼓動が、もう最高に気持ちが良いです。
これが不思議で、ずっとショベルヘッドに乗っていたい気持ちになってしまうのです。
「ハーレーの魅力と楽しさは何か?」でも解説しておりますが、
2回目、3回目と乗る度に「こりゃぁ面白いなぁ~」と同時に乗り終わる頃になると「また乗りたいなぁ~」思うようになり徐々にx2 興味に惹かれていくようになりました。
これは今でもバイクに乗っている時に、ふとした瞬間に感じて思う事なのですが、「何の目的もなく、ずっとバイクで走っているだけでも最高に楽しい乗り心地」だと思っています。
「ずっとこのままバイクに乗って走っていたい気持ちになる」とでも言うのでしょうか?
どこか目的地へ行くのではなく、もう”バイクに乗ること自体が目的”になるくらいの魅力と面白さがあるのだと思います。
もっと分かりやすく具体的に説明いたしますと、
低速トルクからのパワーが物凄いので停止状態からの発進直後~加速は当然なのですが、4速50km~80km(人によっては80km~100km)で走っている時が最高に気持ちが良いです。
個人的には停車状態から加速するフィーリングも最高に気持ちが良く忘れてはいけないと思います。日本では渋滞ばかりのストップ&ゴーが多いですので、毎回この面白さを体験する事が出来ます!
常に凶暴で荒々しいゴーカートに乗っているような乗り心地とフィーリングです。
ゲームの振動パック(振動パック/デュアルショック)やスマホ(iPhone/Android)のバイブレーションを、さらに最強にして全身で感じるような乗り心地とフィーリングです。
スーパーファミコン版のマリオカートで言う所のクッパやドンキー並の加速力のなさと乗りづらさ(操作性の扱いづらさ)ではありますが、ゆっくりと吹け上がる重圧感があるような加速をしていきます。
ちなみに軽快な乗りやすさ(操作性のしやすさ)・十分な加速と速さがあるキノピオが「スポーツスター」だと感じています。
ゲームをプレイした事がない方は、分かりづらくて誠に申し訳ございません。
ショベルヘッドは、とにかく歴代ハーレーの中で一番荒々しく凶暴で最高の乗り心地が「最大の魅力」であると断言出来ます!
ショベルに乗った事がある方なら誰もが口を揃えて言うと思います。
逆にショベルヘッド以上に荒々しいバイクはあるのか?と考えてみたのですが、残念ながら現在までに聞いた事がありませんので、これは絶対に間違いないのだと思います。
市販バイクの中では1番荒々しく激しい乗り心地なの?
恐らく、市販バイク(純正ノーマル仕様)の中で1番荒々しく激しい乗り心地のバイクは「ショベルヘッド(1340cc/年式指定あり)」で間違いないと思います。
当初販売されたショベルヘッドのエンジン(1200cc)に対して、初の最大排気量1340ccへ無理やりボアアップ(排気量を140ccアップする事)させた事ですので、それはx2、当初想定されていた想像を遥かに超える以上に良い意味で、とんでもない仕上がりになってしまったのだと思います。
たったの140ccアップなのですが、これが見事に予想の斜め上(予想を遥かに上回る結果)を言ってしまったのだと思います。
それもあってか?
未だにハーレー愛好家からも、これぞ「THEハーレー」と言われる三拍子の王道で王様である「ショベルヘッド」は何年の時を経ても評価は変わらず、何よりも乗っていて最高に楽しいエンジンに仕上がっています。
世間でよく言われるハーレー・ダビッドソン(ハーレー)と言われるのが、後期1340ccの「コーンショベル(レイトショベル)」の事と名指しで言っても過言ではないくらいの「最高な乗り心地のハーレー」だと歴代ハーレーの中では一番面白いエンジンで、もっとも評価が高いです。
これはショベルヘッドが未だに人気が絶えない理由の1つであり間違いないと思っています。
楽しい乗り心地になる鼓動感(振動)=ドコドコ感は何が関係しているの?
いわゆるショベルヘッドの楽しい乗り心地になる鼓動感(振動)= ドコドコ感(ゴツゴツ感)は、「フライホイールの重さ(エンジン最下部の中に入っている図太い円盤みたいな物です)」と「圧縮比(エンジン内の空気圧)」の2つの要素が大きく関係しています。
三拍子の王道で王様と言われる「ショベルヘッド」に関わらず、1999年までに発売されたハーレーのエンジンは共通してフライホイールが重いと言われています。
正確にはショベルヘッド後期からエボリューションにかけて徐々にフライホイールは軽量化されていきます。
後悔しないための最高な乗り心地である「大切な年式選び」
これがまた面白い事にショベルヘッドの中でも1200ccと1340ccの乗り心地の違い以外に後期に入った78年~85年の間に1340ccの中でも数回に渡りフライホイール(エンジン最下部の中に入っている図太い円盤みたいな物です)の軽量化が行われておりますので、それぞれ乗り心地が変わっています。
この年式による乗り心地の違いは「ショベルヘッドまとめメモ帳」で公開しておりますので、歴代ハーレーの中で、もっとも荒々しく楽しい最高の乗り心地である後期1340ccを探されている方は後々絶対に後悔されないためにも年式の選び方と判断には十分注意する事と同時に、ぜひ参考にして頂ければ嬉しく思います。
意外とあまり世間一般の方には知られていない事も関係していると思うのですが、後から真実を知って、この年式に買い替えたりする方もいるくらいでして、当方も同じくショベルヘッド購入時には神経質にショベル後期の年式には絶対の深いこだわりを持って探しておりました。
私のように興味を持ったモノを購入する時に神経質以上の執着心を持って深入りして形から入るタイプの人間は絶対に些細な違いであっても見逃したりはできません。なぜなら後から知ったら絶対に後悔してしまうからなんです。
これが安い買い物だったら、いくらでも取り返しがつくので良いのですが、、、何分ショベルヘッドとなりますと金額が金額なだけに話は別です。
もっと言いますと、当方はアーリーショベルと、もっともフライホイールが重く荒々しい乗り心地である年式のショベルヘッドを「一度しかない人生の中では絶対に体験したい」と思いまして、その年式を真剣にピンポイントで探しに探していたくらいでしてた。
散々迷いに迷った挙げ句、結果的に後期ショベルヘッドの中でも「歴代ハーレーの中で一番荒々しく凶暴で最高の乗り心地と言われる指定年式を選択」して大正解でした!
初めて乗ってみて「こういう事だったのか!」っと納得できました。
そして、大変有り難い事に未だに後悔はありません。
もしも、この事実を知らないでショベルを購入していたら…知らない真実も幸せの1つではあるのですが、自分は絶対に後悔していたと思います!ハイッ!
当然、ハーレー純正のショベルヘッドエンジンとS&S社のショベルヘッドでは乗り心地も大分違ってきますので、最初は絶対にハーレーの純正エンジンに拘って探していた経緯がございました。
普段はブランドなんかに、全然こだわりを持たない私がこのような経緯がございましたので、絶対に重要な部分だと思っています。一度でも経験すれば満足するタイプですので、次は故障でもしたらS&S社やW&W製のエンジンも気になりだしています。
とてもx2 大切な内容になりますので、ついつい熱く語ってしまいましたが、一言で表すなら「ショベルヘッド最高!」
いえ、ショベルやハーレーに関わらず「バイク全般が最高」ですね!
→ S&Sショベルヘッドや純正ショベルヘッド1340cc後期で、もっとも凶暴で荒々しい楽しい乗り心地の年式を手に入れたいと思っている方は、ぜひ「ショベルヘッドまとめメモ帳」をご覧下さいませ。
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当方の説明が少しでも分かりやすいと感じられましたら、ぜひ「ショベルヘッドまとめメモ帳」に目を通してご検討頂けますと本当に嬉しく思います(^-^)/
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