ガバナーの故障前兆&トラブル症状(ダイナS/ポイント点火)【バイク/ハーレー/ショベル】
目次
● ガバナーのトラブル & 故障前兆の症状(アドバンスユニット)
ガバナーの役割とは?(自動進角 & 手動進角の違い)
ハーレー社が1970年から採用された「自動進角」と言われる物でポイントカバー内の奥に入っている2つのスプリングが付いた本体になります。
エンジンの回転数に合わせてガバナー内にあるスプリングが開いて点火時期を自動的に調整してくれる便利なパーツになります。
それ以前は手動進角と言いまして左ハンドルのグリップをアクセルのように前後に動かす事で進角を調整する仕組みになっています。
アクセルを煽るように手前側に回していくと点火時期を早めます(進角)・奥側に戻していくと遅くしていきます(遅角)
70年以降のカムカバー(ポイントカバー)内による自動進角ではプレートは「時計回り(右回り)で点火時期を早く」・「逆時計周り(左回り)で遅く」していますが、
69年以前のディストリビューター(デスビ内)による手動進角ではプレートは「時計回り(右回り)で点火時期を遅く」・「逆時計回り(左回り)で早く」する仕組みになっています。
故障する前兆 & 故障した時の症状
・【重要】ガバナーのスプリングは見た目が正常でも故障している事が多いので要注意です。
・突然エンジンの始動性が悪くなります。
・徐々にエンジンの始動性が悪くなることもあります。
・エンジン回転数の落ちが悪くなったりします。
・アイドリングが不安定になったりします。
・加速時にギクシャクしてスムーズに吹け上がらなくなります。
・前兆 & よくある故障として走行中 & 加速中に…etc
定期メンテナンス
・定期的にガバナーのスプリングに…etc
重要
ガバナーのスプリングはイグニッションコイル同様に見た目が正常であっ…etc
ガバナーの交換方法(メンテナンス方法)・・・とても簡単です。
1.「ダイナS」or「ポイント」の左下の△欠片部分に油性マジックで目印をつけておきます。
→ これを実施することで再度ダイナSやポイントを装着後に点火調整をしなくても済むのです!
2.ポイントカバー受側(車体側)にある「左右の受けネジ」をマイナスドライバーで外します(時計で言う9時・3時の位置にあります)
3.中央のボルトを緩めてブレーカーカム(棒のカバー)を取ればポイント or ダイナSのプレートを簡単に取り外すことが出来ます。
4.奥にガバナー本体は埋め込んであるだけですので、引っこ抜けば簡単に取り外せます。
5.ガバナー装着時の注意点:ガバナーには「小さな爪」がありますので、車体側の窪みに合わせて装着して下さい(見ればすぐ分かります)
6.最後にマジックで印を付けた同じ位置にポイント or ダイナSのプレートをセットして完了です。
※ ポイント点火の場合のみ「ポイントギャップ(接点)」を調整する必要があります。
ショベルヘッドまとめメモ帳では下記の内容にて1つ1つ分かりやすく解説しております。
01-a.【点火調整】 ポイント点火 & ダイナSの配線から調整・交換方法・ダイナ2000i・ガバナーの交換手順・定期メンテ方法・故障症状・(ケッチンがきづらくする対策~三拍子セットアップを解説!).txt
詳しい内容につきましては、ぜひショベル まとめメモ帳内容をご覧下さいませ。
→ 点火時期の調整が早い場合 or 遅い場合の症状まとめ(メリット&デメリット)【バイク/車】
詳しい内容につきましては、ぜひ下記のハーレー内容をまとめたメモ帳をご覧下さいませ。【ハーレー全般で使える!】ショベルヘッドまとめメモ帳(困った時の故障&トラブルノウハウ集では誰が見ても理解出来るように1つ1つ項目別に丁寧に分かりやすく解説した初心者向けの詳しい内容となっておりますので、他の解説や整備本で分からなかった方でも絶対に理解出来ると思います!
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当方の説明が少しでも分かりやすいと感じられましたら、ぜひショベルヘッドまとめメモ帳に目を通してご検討頂けますと本当に嬉しく思います(^-^)/
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