スマートフォン検索の特徴は“即時性”と“文字入力の利便性”

株式会社アイレップは、Web解析ツールを用いて、
スマートフォン検索におけるキーワード調査結果を発表した。

(1)スマートフォン流入数の割合は約5%程度
Webサイト全体の流入数のうち、スマートフォンからの検索流入数の割合は、少ないサイトでは3~5%程度、多いところで7~8%程度であった。また、リード獲得型サイトのスマートフォン検索流入の割合は高めの傾向にあった。

(2)スマートフォンの検索キーワードには日本語入力機能に依存した傾向が見られる
・スマートフォンでは、同じサイトブランド指名キーワードであっても、アルファベット表記での検索は少なく、カタカナ表記での検索が多い傾向があった。

・PC検索でありがちな入力ミスや変換ミスでの検索が少なく、スマートフォンではフリック入力による正確なテキスト入力や 日本語のかな入力や予測変換機能が活用されていると考えられる。

・スマートフォンでは全角スペースを使用した検索はほとんどなく、文字入力支援機能の仕様による影響と考えられる。また、 2語以上の“掛け合せ検索”のバリエーション数はPCと同程度あるものの、検索流入数ではスマートフォンの方がやや高い傾向があった。文字入力の際の入力支援機能が多く利用されている、あるいはスマートフォンユーザーの検索リテラシーが高く、複合検索で絞り込むユーザーが多いなどの理由が考えられる。

(3)スマートフォンでは 「即時性」の高い検索キーワードによる流入の割合が高い
・社名やサービス名などを指名するキーワードや、業種ごとに検索数の多いビッグキーワードは、PCよりもスマートフォンのほうが検索流入割合が高い傾向があり、目的が明確な検索シーンでブランドが想起される機会が多いことがうかがえる。

・スマートフォンからの検索流入では、いま必要なもの、いま行きたい場所、いま知りたいことなど、即時性の高いキーワードの検索流入割合が高い傾向がある。それに対しPCからの検索流入では、自宅や会社のPCで、目的とする情報の下調べや比較検討のため、じっくりと検索することが多いと考えられ、デバイスによる検索シーンの違いが考えられる。

調査対象 : ECサイトおよびリード獲得系サイトより、アイレップ基準により選定
調査期間 : 2011年1月~8月まで(8ヶ月間)
アイレップ、スマートフォン検索キーワード調査を実施
~スマートフォン検索の特徴は“即時性”と“文字入力の利便性”~ – 株式会社アイレップ