まとめメモ＆簡単解説

2021年9月18日 / 最終更新日時 : 2023年12月3日これ知っておけばOK! まとめメモ＆簡単解説

TOTO トイレを流すボタン故障の原因＆解決策

● TOTO トイレを流すボタン故障の原因＆解決策

1 リモコンの流すボタンが反応しない（何年で故障したの？）
2 TOTOへ修理依頼の見積もり金額
3 どんなトラブルだったの？
4 何の部品が必要になるの？
5 洗浄モーターは、どこにあるの？
6 どうやって交換すれば良いの？

リモコンの流すボタンが反応しない（何年で故障したの？）

当方ではTOTO製による

タンク一体型トイレを使用しております。
（便座が分離型ではない一体型タイプです）

結論から申し上げますと…？

トイレを使用して「10年11か月目」で故障してしまいました。

遂にリモコンにある

”トイレの流すボタン”を押しても…？

何の反応もしなくなってしまいました。
（トイレを流すボタンだけ反応しない症状です）

→ トイレが流せない故障トラブルとなります。

ウォシュレット一体型トイレの場合

突然、トイレが流せなくなった日には

洗浄レバーがなくて動揺してしまいますが…？

トイレタンクの右上あたりの中に

トイレを流すための「洗浄レバー」が

こっそり隠されておりますので、ご安心下さいませ。

この隠された洗浄レバーについては

リモコン連動型の電気によるモーター部品で動いております。

そのため、昔ながらの

トイレを流すレバーよりも

トイレを流す洗浄レバーの動作は重く出来ております。

洗浄レバーと連動して電気のモーター部品が入っているために

トイレを流す度に”少しだけ力が必要”になります。

それでもトイレが流せずに使えなくなる事はありませんので、ご安心下さいませ。

トイレを流すために毎回レバーを押すのに少し力が必要という意味になります。

突然トイレが流せなくなる故障トラブルとなりましたので、

当方では色々と検証しました所…？

最初は「リモコンの故障かなぁ～？」と思っていたのですが、

最終的にトイレを流すボタンと連動して動かしている

「洗浄モーター部品」が経年劣化により

故障していた事が判明しました。

TOTOへ修理依頼の見積もり金額

早速、TOTOへ見積もり依頼をしますと…？

１．出張費

２．点検費

３．パーツ部品代

上記3点を含めまして

合計金額は「2万2,000円（税込）」

という修理費用が掛かるようでした。

電気で動かしている洗浄レバー（電動モーター）について

どんな仕組みになっているか？

少し気になりましたので、壊すつもりで分解を試みました。

分解手順も分からない手探り状態ではあったのですが、

なんとか苦戦しつつも試行錯誤を繰り返した所…？

当方では無事に解決する事が出来ておりますので、ご安心下さいませ。

同じようなトラブルでお困りの方は、ぜひ参考にして下さいませ。

別ページにてトイレ分解手順から部品の交換方法まで画像付きで解説しております。

誰でも理解できるように１つ１つ分かりやすく簡単に解説しておりますので、ぜひご覧になって頂ければ幸いです。

どんなトラブルだったの？

トイレの「流すボタン」を押しても

何も反応がないトラブルになります。

トイレが流せない故障トラブルとなっています。

まずはリモコンを試してみまして

TOTO トイレを流すリモコン / リモコンその2 / 代替品 / 後続代替リモコン

→ 適合：TCF9133E/TCF9133ER/TCF9133LERに対応（代替品でも動作OK/後続代替は多機種に対応）

リモコンが故障した場合の症状として

トイレを流すボタンを押しても反応はするけど…

「トイレの流れが悪くなる」といった症状が多いですね。

電池切れ寸前でもトイレの流れが悪くなります。

その場合には、まずは「新しい電池」に交換ですね。

電池を交換しても良くならない場合には「リモコンの買い替え」が必要になります。

もしくは、非常にややこしいのですが、洗浄モーター部品の故障と同様に

トイレの流すボタンを押しても、まったく反応がない場合でもリモコンによる故障があります。

似たような例として、トイレの流すボタンが潰れかかっていて効かないパターンがあります。

この場合、よくありがちなゲームコントローラーのボタンが使い過ぎにより潰れてしまう症状と似ていて分かりやすいです。

もしも、リモコンの電池を交換したり、リモコンを新品に交換しても改善しない場合には”洗浄モーター部品の故障”となります。

その前にリモコンの”トイレを流すボタン（小 or 大）だけ効かない”という症状であれば、かなりの確率で洗浄モーター部品の故障とみて間違いないと思います。

それも当方と同じく10年前後使っていれば、間違いないと思います。

なぜなら、消耗品である電化製品同様に電気を使っている「洗浄モーターレバー部品」の経年劣化＆寿命による故障原因が本当に多いからですね。

さらに詳しく解説しますと…？

トイレの流すリモコンのボタンを押しても

何も反応がないトラブルといいますのは…？

洗浄レバー（手動で流す部品）の所についている

洗浄モーター（電気部品）の故障トラブルが原因になります。

→ レバーを手で流す昔ながらのタイプであれば、

電気部品は使われていないので、まずこのトラブルはないです。

ウォシュレット一体型による

リモコンのボタンを押すことでトイレを流すタイプの場合、

電気で動かすタンク内部に電動モーターが搭載されています。

そのため、手動で流すレバーボタンはトイレの内部に隠れています。

TOTOの場合、タンク右横の扉を開ける事で手動レバーがあります。

モーターはボタンを押した時に反応するための電気センサーですね。

このモーターが経年劣化により故障して動作しなくなってしまう故障トラブルになります。

もしくは誤動作による故障トラブルがあります。

当方では、このモーターが故障してしまうトラブルを経験しました。

TOTOのトイレで「10年11ヶ月目」で寿命を迎えてしまいました。

具体的なトラブル症状としましては

・リモコンの流す「小」を押すとモーターが誤動作してしまいトイレを流すレバーが半回転して元に戻らなくなるトラブルでした（タンク内を開けて確認）

・リモコンの流す「大」を押すと反応が鈍く10回に1回程度の確率でしか動作しないトラブルになりました（懲りずに10回～20回近く押すと運良く1回だけ動作するような当たりくじ状態です）

当然、電池を新品に交換後も動作確認しましたが「NG」でした。

トイレ本体についている手動レバーで流すと…？

トイレの水が正常に流れて問題ない事が確認出来ております。

以上の事から洗浄モーター部品のトラブルという事が判明いたしました。

もし手動レバーでも水が流れないトラブルの場合には

タンク内に入っている「玉鎖チェーンのトラブル」となります。

チェーンが切れたり、ズレたりといった稀にあるトラブルケースとなります。

玉鎖チェーンの水が流れないトラブルについても仕組みを含めて別で解説しております。

当方で使用しているトイレの品番＆型番については

・商品名： ZJ1シリーズ

・TOTO： CS390B

・ウォシュレット一体型：TCF9133LER（TCF9133LE）
※ TCF9133E/TCF9133ER/TCF9133LEも共通だと思います。

基本的にはTOTOトイレのウォシュレット一体型でしたら同じ仕組みになっていると思います。

つまりは、分解修理の手順は共通で使用部品も一緒だと思いますので、ご安心下さいませ。

もしかしたらメーカー問わず、似たような同じ設計の可能性も高いですね。

何の部品が必要になるの？

早速、TOTOのお客様窓口へ電話をしてみました。

当方が使用しているトイレの型番＆トラブル症状を伝えた上で、

洗浄モーターを注文しようとした所…？

誠に申し訳ございません。

残念ながら該当商品の部品パーツは

「2021年3月で販売を終了」しています。

部品は提供できずに「廃盤」という事でした。

既に10年が経過しているために予想はしておりましたので、ネットで部品を販売している在庫余りの店を探そうと思いました。

そのためには「パーツ番号の品番」が必要になります。

直接、品番を確認した所…？

パーツ販売窓口では教えられません。

お客様窓口へ相談して下さい

との事でした。

すぐにお客様窓口へ電話をかけなおした所…？

洗浄モーター部品の「品番は教える事ができません」

という事でした。

理由を確認してみた所…？

通常はお客様が修理される部分ではないために教えられないそうです。

TOTOトイレの品番「CS390」を色々なキーワードを検索しても一切の情報は出てこなかったのですが、なんとかして探し出しました。

探しに探した所、ようやく売っているお店を見つけました。

お値段 5,500円（税込）で「送料無料」

モーター部品（TCM47RS）： 5,500円（税込）で送料無料

すぐに注文しました。

洗浄モーターは、どこにあるの？

手洗いができる四角いタンク内の右上あたりに

洗浄レバーと繋がってモーターが設置されています。

モーターケーブルは外側ではなく

タンク内の下側の基盤に接続されています（これが面倒です）

せめてケーブルが外側に繋がっていれば交換も簡単な部類になるのですが…

タンクカバーを外さないと基盤までアクセスする事ができない仕様設計になっているのです。

それでも何とかなるものです。

どうやって交換すれば良いの？

１．便器のフタを外します。

２．便器を外します。

３．トイレタンク内の手洗いができる所を上に引っ張って外します。

４．さらにプラスネジを3ヵ所外してカバーを外します。

５．タンクカバーの左右サイドの下の方についている４ヵ所にあるネジを外します（ネジにはカバーがかかっているのでマナスドライバーで外します）

６．タンクカバーはツメで引っかかっておりますが、引っ張る事で外れます。
※ 必ず便座についているシルバーの金具は取り外しておかないと外れないので、要注意です。

７．洗浄レバーにあるストッパーを上に引っ張って外します。白いプラスチックのナットを外します（左回り）

８．洗浄レバーと洗浄モーターが簡単に外れます。

９．洗浄モーターは左下にある基盤まで黒＆黄色い配線で繋がっているので外すだけでOKです。

後は逆の手順で元に戻せばOKでございます。

１～9の詳しいモーター交換手順方法につきましては

便器の取り外し方法からタンクカバーの取り外しを含みまして

個別記事にて画像付きで分かりやすく解説しておりますので、ぜひ一緒にご覧下さいませ。

今回使用した部品は以下の通りになります。

・モーター部品（TCM47RS）/ その2 / その3 ： 5,500円（税込）で送料無料

・TOTO トイレを流すリモコン / リモコンその2 / 代替品 / 後続代替リモコン

※ 適合：TCF9133E/TCF9133ER/TCF9133LERに対応（代替品でも動作OK/後続代替は多機種に対応）

・モーターレンチ（380mm対応）

・水道工事用ペンチ（ウォーターポンププライヤー）

・（+）プラスドライバー 15cm /（-）マイナスドライバー 15cm（一家に1本あれば絶対に間違いないドライバーになります）

・（+）プラスドライバー 10cm /（-）マイナスドライバー 10cm

・ミニドライバー 上下で+-切り替え（狭い場所＆持ち運びに物凄く便利で重宝してます）

↓ その他、洗浄モーター部品と同じく

経年劣化で故障しやすい部品パーツについては

TOTOトイレの消耗部品パーツ購入先（TCF9133LER/LE/E/ER）

上記にて消耗部品を簡単にまとめておりますので、ぜひご覧下さいませ。

いずれも技術サポートで教えてもらえない部品になっております。

最後に参考情報としまして

女性のS様より

我が家も同じ型のトイレを使用しており、数年前から異常を感じておりました。

もちろんTOTOへも連絡し、廃盤のため全取り替えを提案されました。

経済状況を考え何とか出来ないものかと悩んでいた所、こちらにたどり着き、丁寧な写真付きの投稿のお陰で、モーターの取り寄せから修理を完了することが出来ました！！

女性の私が直せるものか

…主人は見守るのみ…

でも、出来たのです。

もう、感動、感激以外の何ものでもありません。
本当にお礼を申し上げます。ありがとうございました。

という律儀な方から感謝のメッセージが

届いておりますので、間違いなさそうです。

な、なんとっ！？

ご主人が見守る中、奥様が一人で

全部修理して直されたというのです（素晴らしいの一言です）

このように初めてトイレ修理に挑戦される方でも内部部品を交換する事が出来てしまいますので、これから初めて作業される方の少しでも励みになって頂けますと嬉しく思います。

これは何事においても共通して申し上げられる事ではありますが、初めて何か新しい事にチャレンジする時には考え過ぎるあまりに不安になりつつも

「何か難しそう…」と勝手な想像で決めつけがちではありますが…？

きちんと画像を見ながら手順を理解した上で作業すれば、何ら問題ありませんので、心配ご無用でございます。

その証拠として、当方が修理した当時は何の参考情報の解説もなかったためにダメ元の壊すつもりで作業してみたのですが、意外にもあっさりと修理が完了しております。

トイレの知識は何もない状態 = ぶっ壊すつもりでトライして結果的に成功しております。

何よりも皆様が想像している以上に